ユリスナルダン ULYSSE NARDIN
ユリス・ナルダンは1846年にスイスのル・ロックルにて創業された老舗ブランドです。
創業当初から航海用の高精度時計であるマリンクロノメーターの開発に尽力し、1878年にはパリ万国博覧会で金賞を獲得。
これによりユリスナルダンは時計界に独自の地位を築きます。
世界50以上の海軍および国際海運会社が、貿易や大陸を通過する際の精度と効率性を備えた高精度な計器として、ユリスナルダンの「マリーン クロノメーター」を採用。
これが高い評価を得て、名声を高めます。 ユリス・ナルダンが1975年までに獲得した万国博覧会におけるグランプリは合計14回。
国際見本市でのゴールド・メダルは10回。その他、多数の特許を含む4300以上の賞を獲得しております。
クォーツ時計の台頭によって一時は経営難に陥りますが、1983年に投資家の『ロルフ・W・シュナイダー』に買収され、
『ルートヴィヒ・エクスリン博士』によるいわゆる”天文三部作”、 「アストロラビウム・ガリレオ ガリレイ」・「プラネタリウム コペルニクス」・「テリリウム・ヨハネス ケプラー」により高級複雑時計メーカーとして復活を遂げました。
現在はマリンクロノメーターの歴史を象徴とする「マリーン」を中心に、圧倒的な技術を駆使した芸術的な時計の数々を開発し続けています。
大々的な広告を行っていないユリスナルダンの知名度は高くはありませんが、確かな精度に高い実用性、そしてデザインの美しさ、
どれをとっても最高級の魅力を誇るユリスナルダンには根強いファンも多く、時計玄人が選ぶ時計として人気を博しています。